ロータス・エキシージS2の中古車 すべてがおススメ 評価/価格/注意点

公開 : 2018.12.30 10:10

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スティーブ・ウィリアムズ(スティーブ・ウィリアムズ・スポーツカーズ社)

「18歳の頃からロータスを扱ってきました。いまは56歳です。21歳でヨーロッパを買って、エスプリ・ターボ、エヴォーラのレースカー、ロータス・カールトンも所有しています。ロータスの型破りで独特なところが気に入っています」

「問題といえば、オーナーが思うほど他社から調達したエンジンとトランスミッションは高回転向きではないということです。エキシージトヨタ製エンジンも信頼性は高いですが、もしサーキットにいくならそれに相応しいオイルを選び、パーツのアップグレードを行ったうえで、専門家の整備を受ける必要があります」

「それ以外はほんとうに実用的なスポーツカーです。今日は買い物、明日はレースという使い方も十分可能です」

知っておくべきこと

オーナーズクラブに入れば、クルマじたいの知識や整備工場に関する情報を得られるし、トラブル(もちろんロータスにかぎるが)の詳細をオーナー間で共有できる。seloc.orgもそんなクラブのひとつで、「TechWiki」ページのエキシージの項目には耳寄りなお役立ち情報が満載だ。

いくら払うべき?

1万9000~2万4999ポンド(274~360万円)

2万1695ポンド(312万円)で出ている2007年登録・11万4000km走行のディーラー車に代表される、過走行気味ながら状態良好の2004~2007年式190ps版S2がこの価格帯だ。

2万5000~2万8495ポンド(360~410万円)

走行距離は減ってくるが、それでもこの価格でねらえるのは190ps版にとどまる。2006年式・3万9000km走行の個体が2万7995ポンド(403万円)というところだ。

2万8500~3万2999ポンド(410~475万円)

2006年式・走行2万4000~6万4000kmの220ps版Sバージョンあたりが視野に入ってくる。また、希少な240Rの2008年式・走行3万kmの個体も3万2990ポンド(475万円)で出てくる。

3万3000~3万9995ポンド(475~576万円)

2006年式以降のモデルで、スポーツパックつき260やブリティッシュGTスペシャルエディションも見つかる。

掘り出し物を発見

ロータス・エキシージS2(2004年後期登録)、走行14万3000km、価格1万9500ポンド(281万円)

いささかくたびれてはいるが、惰眠をむさぼっていた車両よりはましだ。サーキット走行歴はあるものの(仕切りつきオイルパンとステージ3のマフラーがつく)、ここ2年半は走っていないという。販売店によれば調子は非常に良く、また山のような整備記録も残っているとのことだ。

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