コンパクト・ピックアップ 復活の兆し 振り返る驚きのトレンド

公開 : 2019.01.06 06:10

フォード・ランチェロ(1957年)

1950年代、オーストラリアのドライバーたちは、乗用車をピックアップトラックへと改造した車両を毎年何千台も購入していた。では、同じ方法は米国でも通用するのだろうか?

1957年、フォードはランチェロでこの問題に挑み、その年2万2000台を販売している。ランチェロはF-100といった大型モデルほどの頑丈さや実用性は備えていなかったものの、米国ではその燃費性能と乗用車ライクな乗り心地が人気となり、米国のドライバーは、ランチェロをセカンド、またはサードカーとしても購入していた。

フォードは7世代にわたったモデルライフを通じて50万8355台のランチェロを産み出したのち、1979年に生産を中止している。以来、米国フォードはこのセグメントにラインナップを持っていない。

注意:写真は1957年モデル

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