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2019.01.24

フォードとフォルクスワーゲン 競合同士の業務提携 理由とメリットは?

編集部より

先日フォードとフォルクスワーゲンが大規模な業務提携を発表しました。競合同士となる両社がなぜ今になって提携するのか? それには両社の思惑に合致する深い理由があります。

もくじ

両社が目指すよりウィンウィンの関係とは
競争が激化する業界に求められていくもの

両社が目指すよりウィンウィンの関係とは

世界中の様々な市場でフォードとフォルクスワーゲンは競合同士なのを踏まえて、今回発表された2社の提携には驚きを隠せないひとが多いだろう。

だが実はこの提携は合理的で理にかなっているとAUTOCARは考える。それぞれ両社が足りない部分を補えるという点がまず一番大きい。

まずはフォルクスワーゲンの話をしよう。この提携が組まれた大元の理由でもあるが、フォルクスワーゲンはフォードが得意とする商用車のノウハウが欲しい。

フォードはトランジットやミドルサイズのピックアップなどの開発/販売を通して、商用車に関する多くの経験を稼いできた。具体的に言えば、米国でのSUVやピックアップなどに対する需要はフォルクスワーゲンが覇権を握れていない市場のひとつだ。

ティグアンやアトラスなど、フォルクスワーゲンはここ数年で米国SUV市場にて大きな進歩を歩んできた。2018年ではその前年に比べ、セグメント内の売り上げが112%も向上した。だが米国市場向けのピックアップに関しては皆無だ。

欧州市場向けにはアマロックというピックアップを販売しているが、米国市場には小さすぎるサイズである。もしもフォルクスワーゲンがフォードベースのピックアップを販売してその売り上げが市場の少数であったとしても、フォルクスワーゲンにとっては成功したと言えるだろう。

その見返りとして、フォードはフォルクスワーゲンが現在急速に推し進めている電気自動車に関する技術が欲しいと考えている。

フォルクスワーゲンは様々な需要の車格に対応できるEV専用のプラットフォーム、MEBプラットフォームを開発した。そしてそれをフォードが採用することにより、フォードは何百万ドルもの開発費用を抑えることが可能となる。

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