中国市場 低迷の新車販売が復活か 明暗分かれた各メーカーの実情

公開 : 2019.02.03 12:10

JLRは大打撃

JLRへの打撃はフォードやGM以上だ。11月の売り上げは昨年の1万4000台から7000台と、50%も低下した。ディーラーネットワークに問題が生じ、不安定な関税の税率の影響もあった。そのほかの要因も手伝い、昨年末には英国の工場が一時生産停止に追い込まれた。

今年は市場の回復が見込まれるが、JLRにとっては十分とは言えないかもしれない。

11月までの販売台数は昨年から20%減少しており(13万1000台に対し10万5000台)、ジョイントベンチャーが中国で生産するXEやイヴォークの販売台数も7万4000台から6万3000台まで減少している。

2019年に関して、IHSマーキットは貿易戦争の解決や中国政府による刺激策、市場への安心感の回復が自動車市場の復調につながると見ており、長年中国に投資してきた世界各国の自動車メーカーも十分な販売台数を確保できるだろう。

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