2019年を占う 自動車界、おもな動向は? 協業や復活、政界の影響

公開 : 2019.02.03 09:10

産業界以外へも影響

影響は産業界にとどまらない。EU内のクルマの運転にも国際運転免許証や国外用の自動車保険が必要になるかもしれないし、EU渡航のビザ免除手続きも必要となるだろう。

実に単純そうだが、やはりそんなことはない。「ブレグジット」がどうなるかの予測など、到底不可能なのだ。それは、いつどのように起こるかに生活がかかっているひとびとや企業にとっては由々しき問題だ。

ひとつだけいえそうなのは、一旦EUを離脱してしまえば、どういうかたちを取るにしろ英国の自動車産業は多大なる影響をうけるだろうということだ…おそらく。

英国内自動車工場の危機

EU離脱の話とおおきく関係するのだが、2019年は英国内の主要自動車工場が閉鎖に追い込まれる年になるかもしれない。実際可能性のある工場はいくつかあるのだが、ふつうは雇用/生産連携/政治的影響を考慮して閉鎖計画は年単位ですすめられ、かなり前から漏れ伝わってくるものだ。

よって今年中は主要工場の閉鎖はないと見てよさそうだが、4月から英国の新通商協定の詳細についての協議がはじまるとみられており、工場閉鎖に関する雑音に悩まされる年にはなりそうだ。

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