大予想 ジャガー・ランドローバーはどうなるのか? EV化/雇用/中国対策

2019.02.04

さらにもうひとつのジレンマ

将来、プレミアムEVの普及が進んだとき、それは依然として少数派の選択となるのか。また、政府の補助金への依存は残るのかということだ。

昨年、JLRの戦略担当重役であるハンノ・キルナーは、同社の将来的な電動化戦略を説明するセミナーを開いた。

彼は新開発のMLAアルミニウム・プラットフォームは、内燃エンジン、マイルド・ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、完全電気自動車のいずれにも対応できると明らかにした。2025年までにJLRの量産モデルは全てMLAアーキテクチャがベースになる。

キルナーのプレゼンテーションではまた、JLRがEVインフラによって抱えるさらなるジレンマも強調された。

ある調査によると、43%の潜在顧客はEVが化石燃料のクルマと同じくらい簡単に満充電できるようになることを期待していると彼は指摘。ディスカバリーの70ℓ入り燃料タンクは2分で満タンにでき、それで「800km以上」走ることができる。

JLRは世界の大都市がEVの普及に率先して取り組むことを期待しているが、顧客の意識は欧州、米国、アジアで大きく異なる。そのため、5年後に販売するグローバル・モデルの計画を立てることが難しい。

キルナーはJLRが将来、最低地上高が中くらいのモデル(おそらく噂のロードローバー・シリーズだと思われる)や、航続距離を伸ばすためにさらに重要となる空力的な効率を向上させる前面投影面積が小さなクルマを、いくつか発売しようと計画していると明かした。

このプレゼンテーションでは将来のIペースのためのプラットフォームが、最終的にFタイプの後継となるスポーツ・モデルと共有されることをほのめかした。そのクルマはIタイプと呼ばれる可能性が高い。

ジャガーの未来に関する大きな決定は2019年内に下されるだろうが、JLRの経営陣にはさらに差し迫った重大な仕事がある。

 
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