大予想 ジャガー・ランドローバーはどうなるのか? EV化/雇用/中国対策

2019.02.04

番外編:なぜ、JLRは全車を電動化しないのか?

JLRの戦略担当者は、銀行のアナリストに向けた昨年のプレゼンテーションで、EVに対する慎重な姿勢を見せた。同社自身による見積もりによると、2025年までに新車販売の20%が電動化されるという。BMWとフォルクスワーゲンは15〜25%と予測している。ブルームバーグとバンク・オブ・アメリカはそれぞれ26%と24%とみている。アライアンス・バーンスタインのアナリストは、それが「急速に普及」した場合は2030年までに57%、低い場合は19%と予測する。

要するに、確かなことは誰にもわからないということだ。たから、テスラが一般大衆にとって自社のクルマが依然として高すぎること、収益が低すぎることを認め、4万5000人の従業員のうち3000人を解雇するのを見ても、自動車業界のプランナーは誰も過敏に反応したりしない。

テスラのイーロン・マスクCEOが取った対策は、より大衆向けで低価格のモデル3を世界に向けて販売することだけだ。

これは今日における「EV革命」の進行具合を上手く表していると言えるだろう。EVは裕福な環境主義者向けの高価でニッチなクルマであり続けるだろうか? あるいは、例えばVWの大いに野心的なIDシリーズは本当にEVの主流製品になるだろうか?

このように不透明な現状を見れば、BMWやジャガーがEVだけでなく内燃エンジンやプラグイン・ハイブリッドにも対応した新しいアーキテクチャを発表したことも納得できる。

テスラの高い市場評価額と政府の予想をメディアが大々的に報道しているにも関わらず、EVの将来について我々にわかることは、今ようやく多くのドライバーがEVについて調べ始めたということだけである。

(ヒルトン・ホロウェイ)

 
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