「GT」ほんとうに名乗れるクルマは 元祖GTからトンデモGTまでジャッジ 後編

公開 : 2019.02.17 06:10  更新 : 2021.03.05 21:42

シトロエン CX GTi(1977年)

1960年代、シトロエンにはGTの名に相応しいモデルは存在していなかった。2CV GTなど想像できないだろう。マセラティを買収したときには千載一遇のチャンスが到来したかと思え、SMはグランドツアラーにお誂え向きのモデルだったが、それでもGTの名が与えられることはなかった。

だが、1977年、ついにシトロエンはCXのフューエルインジェクションモデルに2400 GTiの名を与えている。ブラックアウトされたエクステリアとフォグランプ、ヘッドレスト一体型シートに130psのエンジンを組み合わせたモデルだった。さらに、その後、ヴィザとBX、AXの各モデルにそれぞれGTとGTiの名が与えられている。

2018年現在、シトロエンではパフォーマンスは脇に置いて、快適性に注力したモデルづくりを行っている。

一方、WRCでの活躍によって、例えばC3 GTといったモデルも考えられるが、そうしたモデルが登場するという確たる証拠はいまのところ存在しない。


判定:(おおむね)合格

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