水素燃料電池車(FCV)、EVの陰に隠れがち? 再び注目あつめるワケ

公開 : 2019.03.02 18:50

直接的な比較は困難

すでにこの計画を支持する規制が始まっている。2018年1月には、州知事の命令により2030年までに州内の民間組織らが所有する車両のうち500万台をゼロエミッション車とすることが定められた。州内に存在する水素ステーションも2025年までに現在の35箇所から200箇所へと増やす計画だ。

水素燃料は体積ではなく重量で計測され、1kgでおよそ3.8ℓのガソリンと同等のエネルギーを持つ。しかし、水素燃料電池は従来の内燃機関の2倍の効率を実現するというから直接の比較は難しい。これに対し米国環境保護庁はMPGeという指標を開発した。

2017年型ホンダクラリティのMPGeは80mpgと評価されている。CaFCPの予想では、水素の価格は2025年までに現在の1ℓあたり12ポンド(1715円)からおよそ半分程度まで下落するとのことだ。

これが実現すればクラリティのランニングコストは同じようなサイズのBMW5シリーズなどと同等になる。

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