[ABARTH 124 spider]なぜワクワクする?竹岡圭が検証

はじめての愛車物語 思い出は懐かしく 思わず未練も

2019.03.02

記憶は曖昧 そして再会

このヴィヴァのことは、どれくらいの期間所有していたかも覚えていないほど記憶に残っていない。

おそらく、1年も乗っていないはずだが、スピードを出すのであれば、ノートン・コマンド850があった(17歳の誕生日を迎えてすぐにバイクの試験には合格していた)ので、クルマは、マッスルカーに乗った友人たちのガソリン代が不足した時の移動と、女の子とのデートがもっぱらの使い道だった。

あるデートでは、ウォーターポンプから脱落したファンが、ラジエーターに突き刺さったことがあり、生卵を使った修理テクニックで彼女を感激させるチャンスだと思ったが、そうはならなかった。たしか、いまでは株のブローカーと結婚して、BMW X5に乗っているはずだ。


あれから36年、いま同僚のダン・プロッサーと、ヴォクゾール・ヘリテージコレクションが所有するヴィヴァHBのシートに座っている。完ぺきなコンディションで、1966年モデルであることを除けば、ボディカラーまでかつて所有していた車両と同じだ。

これまで、20代を中心に、40台以上のクルマを所有してきたが、昔乗っていたクルマにふたたび出会ったのは今回が初めてだった。

昨年、英国版AUTOCARでポルシェ968クラブスポーツを特集したように、いまでは古くくたびれてはいるものの、新車当時、試乗したことのあるモデルに乗る機会が最近は多くなっている。968は初めて運転したときよりも、はるかに素晴らしいコンディションだと感じさせてくれた。

 
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