アストン マーティン・プロジェクト003 ミドエンジンの限定モデル第3弾 ジュネーブショー

公開 : 2019.03.06 11:40

FlexFoil(フレックスフォイル)とは

本システムは、エレメント全体の物理的な角度を変えずにクルマのダウンフォースを変化させ、ハイパフォーマンス、効率の向上、そして風切り音の少ないシームレスなデザインを実現。現代における “最先端” のアクティブ・ウイング・デザインに見られる乱流や、それに伴う空気抵抗の増加も事実上排除される。

生産デザインでは、従来のリアウイングよりもさらに大きな前端および後端の “たわみ” が可能になり、車両の走行条件の変化に対してリアルタイムで反応するために、作動レートも大幅に引き上げられている。

また、アストン マーティン・ヴァルキリーとプロジェクト003の最大の違いの1つは、コックピットの大きさだ。その理由は、利便性と快適性を向上させるというデザイン・コンセプトが採用されたことによるもの。プロジェクト003は前方へ開くLMP1スタイルのドアを採用。ルーフ・セクションもドアと一緒に移動するため、乗り降りが容易である。

運転席と助手席の間隔を広げるために、センターコンソールの幅が広げられ、ラゲッジスペースはシート後方のフロアからアクセスすることが可能。財布や携帯電話といった小物を収納するためのスペースも設けられている。

コクピット自体は、“アペックス・エルゴノミクス” と呼ばれるもので、ドライバーの背中、ステアリングホイールとペダル類の中心が、完全に整列。ステアリングコラムに取り付けられたディスプレイは、ステアリングホイールのリムによって遮られることのない非常に優れた視認性を提供する。

インテリアの素材は、ウッドやレザーなどを使用しなくても、軽量な構造、先進的なデザインと製造技術(最先端の3Dプリントを含む)を適用することで、高い価値を備えたインテリアを実現。3Dプリンターによって製造されたセンターコンソールは、機能スイッチを内蔵しながらも、重量を50%も削減することに成功した。

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