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2019.03.09

自動運転車の歴史 1920年代から現在まで 前編

英国での無人運転車実験(1969年代)

イングランド・クロウソーンを拠点とするトランスポート・アンド・ロードリサーチラボラトリーは政府の援助を受け、1960年代から70年代までドライブバイワイヤシステムの実験に取り組んだ。

この技術は道路に埋め込まれた信号ケーブルのネットワーク網からなる。ケーブルが車両の加減速やステアリング操作に必要な情報を送信するシステムだ。

試験車にはオースチン・ミニやスタンダード・ヴァンガード、スラウで製造されたシトロエンDS19(写真)が使用された。特にDS19のハイドロニューマティックシステムは改造され、ブレーキやアクセル、ステアリング操作まで可能になっていた。

科学者はのちに、このシステムは複雑で非常に高価なため量産には適さないと判断し、 より単純な機構をもつフォード・コルティナが使用されるようになった。

研究者はこの技術が普及すれば、自動車が小隊で走行することで渋滞問題が減ると考えており、2018年には自動運転車によって一部が実現している。当時この技術が英国で実際に使用されれば道路のキャパシティは50%向上し、交通事故は40%減少すると考えられていた。しかし、1970年代に予算を使い果たして中止となった。

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