ポルシェ 次期型カイエン、電気自動車になる可能性も

公開 : 2019.03.26 11:50

バッテリー技術の進歩次第か

ポルシェのオリバー・ブルームCEOはまた、次期型カイエンのパワートレインに関する議論が続いていることを認めた。同氏によれば、これは「次の10年についての議論」であるという。

カイエンの電気自動車化は、2025年までに全固体電池の開発がどれだけ進歩するかに掛かっていると思われる。もし順調に進めば、現在よりエネルギー密度が高く、しかも低コストで軽量なバッテリーが実現するだろう。そうすれば現在の電気自動車が抱える多くの妥協を取り除くことができる。特にカイエンのような基本的に重量が重いクルマに与える影響は大きい。

次期型カイエンが登場するまでには、内燃エンジン搭載車に対する新しいユーロ7の排ガス規制も施行されるだろう。そうなればカイエンもマカンに続き、EVとエンジン搭載車の両方が設定される可能性は高くなる。

このマカンが2種類のバージョンで販売されるという決定について、ブルームCEOは次のように語っている。「少なくとも、2〜3年間は併売されることになるでしょう。それから世界の情勢を見て決めることができます。今もある市場はEVを求めていますが、また別の市場はインフラが整っていないため、まだ決断するには時期尚早です」

「決定を下さなければならない時まで、まだわれわれには時間があります」

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