テスラ・モデル3 欧州で最も売れたEVに ディーゼルは下落の一途

公開 : 2019.03.29 20:10

欧州自動車市場全体が下落を見た2月

欧州市場では6カ月連続で自動車全体の売り上げが落ち込んでいるが、モデル3の売り上げはそれとは全く別の状況となっている。今年2月の全体での新車登録台数は114万台だったが、これは前年の同時期と比べて1.3%下がっている結果となった。

スペインでは政治的不安定を理由に2月の新車販売台数が前年比で10%も下落した。また、フィンランドやスウェーデンではWLTP施行の影響もあってか、それぞれ11.2%と14.9%も下落している。

一方でルーマニアでの新車販売台数はは36%の上昇となった。これには政府が古い自動車の廃車を促すスクラップインセンティブを2018年に打ち出したことが主な要因だろう。デンマークでは電気自動車やハイブリッド車の強い人気が国全体の販売台数で8%の上昇に貢献した。

テスラ・モデル3の成功はEVが欧州市場での大半のシェアを握っていることの実証だろう。

2月の電気自動車の販売台数は新車販売台数全体の1.9%に留まったものの、電気自動車単体では2万台以上が新たに登録され、前年比で92%の伸びを記録した。ノルウェーでは2月に販売された新車の4割が電気自動車となった。

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