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特別取材 ジネッタの新モデル カーボンシャシーで608ps

2019.04.20

ロードカー離れした構成と性能

搭載されるエンジンはジネッタが設計を行った超軽量コンパクトな90度V8で、排気量は6ℓを超え、出力は608ps、71.9kg-mに達する。ギアボックスもジネッタが独自に開発した6速シーケンシャルパドルシフトで、デフも搭載されている。エンジンやマルチプレートクラッチとは、カーボン製のテールシャフトを介して接続されている。

エンジンはドライサンプ式で、ジネッタ独自のスロットルボディを備える。ブロックはアルミ製の削り出しで超軽量だ。スロットルレスポンスを重視し、自然吸気となっている。

社内でのコードネームはBB6で(「6」は608psの馬力を表している)、トムリンソンはすでにBB10を検討している。エンジン搭載時でも車重はわずかに1150kgで、ほかのミッドシップのライバルと比べて150kgは軽量だ。

新しいスーパーカー開発は自社にとって新たな分野だ、とトムリンソンは語る。彼は13年前、ポテンシャルを生かしきれていないスポーツカーメーカーとして有名だったジネッタを買収し、レース志向の強力な技術メーカーとして生まれ変わらせた。

 
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