[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

自動車メーカーを救えたかもしれない、輝いて消えたコンセプトカー 前編

2019.04.20

ランチア:フルビア・クーペ(2003年)


2003年に登場したコンセプトカー、フルビア・クーペは、ランチアのモデルラインナップに新しい風を起こし、ブランドへのカリスマ性を呼び戻す方法を示唆していた。仮に充分に煮詰められ、ライバルと並ぶパフォーマンスを備えたかたちで量産されたのなら、疲弊したイタリアの自動車メーカーに驚くほどの効果をもたらしてくれたかもしれない。

しかし実際は親会社のフィアットに予算を握られており、バッジエンジニアリング主軸のモデル構成へと舵が切られてしまう。そして2019年現在では、唯一のランチア・モデルはフィアット500由来のイプシロンだけという状態で、ブランド自体が風前の灯といった状態なのは、とても残念だ。

 
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