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マクラーレンF1チーム 「ふつうではない19歳」ドライバー インタビュー

2019.04.21

目標は現実的

F2では1シーズンを戦ったのみであり、自身の年齢を考えれば、マクラーレンからはもう1シーズンをF2で過ごすように言われるだろうと思っていたとノリスは言う。

だが、フェルナンド・アロンソが去り、ストフェル・バンドーンを手放すことにしたマクラーレンは、ハンガロリンクで才能を証明してみせたノリスにシーズンのシートを与えることにしたのだ。

開幕戦のオーストラリアで、経験豊富なカルロス・サインツを上回る8位のグリッドを獲得することで、ノリスはその信頼に応えてみせると、ポイント獲得争いに絡んで最終的には12位でフィニッシュしている。

さらに、続くバーレーンでは、予選9位から6位にまで順位を上げて、自身にとって初のF1ポイントを獲得しているが、これはマクラーレンにとってもほぼ1年ぶりの好成績であったことを考えると、驚くべき活躍と言えるだろう。


それでも、このモータースポーツのトップカテゴリーで幸先の良いスタートを切ったにもかかわらず、ノリスF1を甘く見てはいけないと言う。「今シーズンの勝利は求めていません」と、彼は話す。「単に慣れるだけではなく、もちろんトップを目指す必要があることは分かっていますが、一方で新たな目標も設定しています」

「レースで勝利したいと思っていますが、それは最初にゴールラインを切ることではなく、目標を達成することを意味しています。現実を理解したうえで、われわれにとっての勝利とは、トップ6でフィニッシュすることだと目標を設定しました。レースは水物ですから、それぞれの戦いのなかで自分たちができることを知る必要があります。過去数年間、勝利とは1位になることでしたが、同時にそれはレースから得られるものすべてを達成することでもありました。勝利とは単なる順位ではなく、どうやって目標を達成するかなのです」

 
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