戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編

公開 : 2019.04.28 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

21:フォードGT40(1964年)

GT40は、フォードによるフェラーリの買収話が土壇場で決裂したことに腹を立てたヘンリ・フォード二世が、エンツォ・フェラーリを見返すべく、ル・マンでの勝利を目指して創り出されたマシンだ。

イギリスのローラ・カーズとのパートナーシップのもと開発されたこのクルマは、改良を重ねながら1966年から69年にかけて、ル・マン4連覇を果たしている。

公道仕様のMk1 GT40では、パワーは340ps/6250rpm程度に引き下げられていたものの、レーシングモデルと同じ4.2ℓV8エンジンとグラスファイバー製ボディカウルを与えられ、その最高速は264km/hに達していた。

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