ふしぎなモノも? 米国車、ダッシュボード進化の歴史 前編

公開 : 2019.04.29 05:50

シボレーコルベット(1984年)

4代目シボレー・コルベットのダッシュボードは、まるで硬い漆黒のプラスチック塊から削り出したかのようだった。

メータークラスターにはふたつの速度計が設置され、ひとつ目はデジタルで速度表示を行い、ふたつ目はバー式スピードメーターだった。

速度表示の上限を85マイル(137km)に規制していた米国の法律が1981年に改正されたにもかかわらず、シボレーを含め、多くの米国自動車メーカーはその後数年間もこの規制に従っていた。

オーディオシステムとエアコン、警告灯、さらにはボタン類を集約した小さな塊が、センターコンソールにある一連の囲いのなかに配置されていた。

幸い、キャビンに彩りを求めるコルベットオーナーのために、カーペットとシートのカラーには、赤や青といった色を選ぶことができた。

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