素晴らしきグラスファイバー製モデル 17選 後編

公開 : 2019.05.02 18:50  更新 : 2021.02.17 17:44

グリナール・スコーピオン(1991年)

多くがモーガンのスリーホイーラーコンセプトを進化させようと試みたが、実際にそれを成し遂げることができたのは、スコーピオンを生み出したグリナールだけだろう。

その曲線的なスタイリングと、強固なスペースフレームシャシーの組み合わせは、ヴィンテージトライクというよりも、最新のスポーツカーといった趣だったが、この方式を採用した理由は、4輪モデルのスコーピオンIVが登場した時に明らかとなっている。

高品質なグラスファイバー製ボディの下には、101psから188psを発揮するBMW製モーターサイクルのエンジンが積まれていたが、スコーピオンIVでは最大456psを発生するフォルクスワーゲン製1.8ℓターボエンジンも選択可能だった。

車重680kgのこのクルマのパフォーマンスは驚異的であり、3秒以下で0-97km/h加速をこなすモデルまで存在している。

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