意外に多い? 3シーターモデル 15選 後編

公開 : 2019.05.03 18:50  更新 : 2019.05.04 13:03

リンスピード・アイチェンジ(2009年)

スイスのリンスピードといえば、奇抜なアイデアもためらわず具現化してきた会社だけに、このアイチェンジの開発も彼らにとっては普段通りのビジネスだったといえる。もちろん、リンスピードの作品が通り一遍なクルマであるはずがない。グラスハウスは一体の開閉式キャノピーとされ、それがこのシングルシーターでもおかしくないスポーツカーに、最大3名の乗車を可能とさせた。後席に乗員がいる場合には、キャノピーをやや持ち上げて居住空間を稼ぐのである。

このアイデアは、乗車人数に応じて最大限の空力性能を得るのが目的だ。キャビンは、フロント中央にドライバー、その背後に後席が横並びで2座という、いかなリンスピードといえどレイアウトは3シーターとして無難なタイプを選択している。パワーソースは150kWの電気モーターで、0-100km/h加速タイムは4.0秒以下、最高速度は222km/hを謳う。

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