ランドローバー、新型車に続々とハイブリッド投入 「ロードローバー」の噂も

公開 : 2019.05.14 12:05

ディフェンダーは電気モーターが後輪を駆動

短期的な計画では、まず待望の新型ディフェンダーが今年中に発表される。このクルマにはマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドも用意されるだろう。AUTOCARの調べによると、プラグイン・ディフェンダーは電気モーターがリアアクスルを駆動する仕組みになるという。これがオフロード性能を妥協した設計であると懸念する声もあるが、それは間違いだ。

電気モーターは停止状態から即座に最大トルクを発生することができ、伝統的な機械式駆動のリアアクスルよりも制御しやすい。オフロード性能は大幅に高まるはずだ。

ディフェンダーの完全電気自動車バージョンについて、確かな情報はない。しかし、その可能性は残っている。とはいえ、プラグインハイブリッドでも約56kmの距離を電気のみで、静かに排ガスを出さずに走行できる。オフロードのみならず都市部でも役立つだろう。

新型イヴォークにプラグインハイブリッドを追加

直近では、新プラットフォームを得てフルモデルチェンジした新型レンジローバー・イヴォークが、既にベルト駆動のスターター/ジェネレーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドを採用している。その洗練された乗り味には多くの賞賛が集まっている。

だが、来年初めには、イヴォークに3気筒エンジンと電動リアアクスルを組み合わせたプラグインハイブリッドが登場する予定だ。この3気筒エンジンは、それ自体が1.5ℓの排気量から最高出力200psと最大トルク20.4kg-mを発揮する。加えてリアアクスルに搭載された電気モーターが、107psと26.5kg-mを発生。電気のみによる航続距離は56km程度になる見込みだ。

ディスカバリー・スポーツは現在のところランドローバーのベストセラーモデルだが、ボルボをはじめとする強力なライバルに対し苦戦している。しかし、近々行われるモデルチェンジではマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドが用意され、さらに高級なクルマに進化する。新型イヴォークの評判から考えると、2020年の販売は大幅に活性化するだろう。

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