ホンダ 協議の末、英スウィンドン工場の閉鎖を決定

公開 : 2019.05.15 17:10

「影響の緩和」を求めて第2段階の協議へ

ホンダは今、第2段階の協議を始めようとしているところだ。それには解雇者の最終決定と「2021年に生産終了までに個々が受ける影響の特定」が含まれる。ホンダによれば、国会議員秘書によって組織されるスウィンドン特別委員会とも相談し、「この決定によって地域が受ける影響の緩和」に務めるという。

この工場閉鎖によって3500人が職を失うことになる。英国ウィルトシャー州にあるこの工場ではシビックだけが生産されており、現在その生産台数は年間15万台。工場の生産能力である25万台からほど遠い。

ホンダの工場閉鎖は、EU離脱後も自動車製造の拠点としての地位を維持したいと考えている英国政府にとっても大きな打撃だ。EU離脱はホンダの計画における理由として挙げられているわけではないが、それが自動車産業に最悪の事態を招く要因であることは確かだ。

既に今年、ジャガーランドローバーは4500人の解雇を発表。日産はサンダーランド工場におけるエクストレイルの生産をやめると発表している。フォードも従業員の削減を計画していると言われている。

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