欧州でスピードリミッター義務化へ 楽しさ半減? 事故は減る?

2019.05.18

カメラやGPSで制限速度を認識

欧州議会に対してISAについての提言を行なった欧州運輸安全委員会(ETSC)は、欧州の多くの国において速度超過が問題になっていると考えている。欧州全体で1週間に500件程度の死亡事故が発生しているが、その大部分が速度超過によるものとされている。スウェーデンやオランダでの研究によれば、ISAシステム装備車のドライバーは速度が控えめになる傾向が確認されている。

「EUは大変革のための一世一代の機会を迎えています。ISAをすべての新車に装着すれば、死亡事故の5分の1を防ぐことができるでしょう」と語るのはETSCでこのプロジェクトを指揮するグラジエラ・ジョストだ。

2022年以降義務付けられるこのシステムは、車両に搭載されたカメラやGPSによりその地点の制限速度を認識する。もし超過していればエンジンへの燃料供給を抑制することでスピードを抑えるという機能を持つ。ブレーキ操作によるものではないため、速度変化は穏やかなものとなる。

ISAの作動中は、アクセルは反応しなくなる。EUが導入するISAシステムはドライバーが意図的にアクセルを踏み込めばオーバーライドも可能なものだ。それでも継続的に速度超過を続ければ、音と表示により警告を発するという。

 
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