新たな人生のスタート カルタ・ラリー ダチア・ダスターと傷痍軍人たちの挑戦

2019.05.19

番外編:もっともクレージーなマシンは?

カルタ・ラリーのクロスカントリーセクションでは、砂漠のラリーのために研ぎ澄まされた数々のマシンを目にすることができるが、この地形への挑戦のしかたはそれぞれが独自の方法を採用している。

見るだけなら簡単であり、GPSの通過点を探して、そこでマシンがやって来るのを待つだけだ。両サイドを急な岩だらけのスロープに挟まれた干上がった川底にあるGPSポイントを見つけ出すことができた。

車高を上げたトヨタ・ランドクルーザーや三菱パジェロ、ボウラー・ワイルドキャットのような、伝統的なダカールレーサーは、速度を落とし、慎重に川底へとラインを辿る必要があるが、一旦川底へと達すると、あとはパワーと四輪駆動システムに任せて、ふたたび砂漠へと猛然と飛び出していく。

よりクレージーなのはサイド・バイ・サイドでやってくる、バイク用エンジンをスペースフレームに搭載した軽量なバギーたちだ。彼らはその長大なサスペンションストロークによって、ほとんどアクセルを緩めることなく、そのまま飛ぶようにして干上がった川を横断していく。

もっともクレージーなのは誰か? それはヘビー級のDAF FAV75レイドトラックであり、その強大なディーゼルのパワーで砂漠をものともせずに進む驚くべき存在だが、完全無欠というわけではなく、このワジと呼ばれる雨季以外には水の流れることのない川岸に突っ込んで、その日のレースを終えている。

ここからこのマシンを引っ張り出すには、バカ力が必要だろう。

 
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