マクラーレンF1 伝説のスーパーカー 意外なメンテナンス性 作業は慎重に

2019.06.09

将来も安泰 最高の瞬間

だが、そんなケースは非常に稀であり、デビューからの長い月日が意味しているのは、ひとつとして同じメンテナンス履歴を持った車両はないと言うことだ。

そして、ここがマクラーレンの素晴らしいところだが、倉庫にはデッドストックのパーツがストックされている一方で、将来にわたってF1を維持していくため、新たな部品の開発も継続して行われているのだ。

「電子部品に欠品が出始めています」と、レインホールドは言う。「さまざまコントロールユニットを修理し続けるのは困難なため、必要なに応じてオーナーの皆さんに使って頂けるよう、新たなシステムの開発を行っています。さらに、当時の生産手法は非常に有害なものだったので、新たなマグネシウムコーティングを開発する必要もありました。ちょうど、5年間にわたったウインドスクリーンとガラスの再生産を終えるところです。ペダルフィールとレスポンスを向上させるべく、ブレーキパッドの材質も常に見直しを行っています」


ソーリスは、それでも、他のモデルよりも面倒なところがあると教えてくれた。「金箔を使った耐熱フィルムの交換は、厄介で手間の掛かる仕事です。車両全部の交換には、2週間が必要となります」

では、もっとも楽しい作業とは? 「車両が手元に戻ってきたオーナーから、電話やメールで、メンテナンスを受けた後、どれほどコンディションが良くなったかを聞いたときです。最高の瞬間です」

一瞬間を置いた後、笑いながらこうも付け加える。「そして、もちろん走行テストです」

 
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