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2019.06.10

米軍Yナンバー車「近づくな」は正しいのか 事故、足りない分は防衛省が払う?

編集部より

Yナンバー車が走る地域では、「Yナンバー車には近づくな」「被害者なのに泣き寝入り」など、あまり良い話を聞きません。加藤久美子が実情を取材しました。

text & photo:Kumiko Kato(加藤久美子) photo:Hiroto Kato(加藤博人)

もくじ

「Yナンバー車には近づくな」?
YナンバーのYは「横浜」のY
自賠責保険も任意保険も全車に義務付けられている
特有の「任意保険逃れ」のからくり
足りない分は合衆国政府、防衛省が払ってくれる?

「Yナンバー車には近づくな」?

沖縄や三沢、横須賀など米軍基地のある地域で見かける機会の多い「Yナンバー」や「Aナンバー(軽自動車)」は駐留米軍人、軍属が個人的に所有するクルマを意味している。

Yナンバー車が走る地域では、「Yナンバー車には近づくな」「被害者なのに泣き寝入り」など、あまり良い話を聞かない。実情を取材した。

YナンバーのYは「横浜」のY

現在、Yナンバー車は「沖縄」をはじめ、横須賀基地のある「横浜」、三沢基地のある「八戸」、岩国基地のある「山口」、横田基地のある「多摩」などのナンバーに集中している。

Yとは「YOKOHAMA」の頭文字でこの制度が横浜の税務署で始まったことに由来している。Yナンバー車は自動車税や重量税が低額に設定されていたり、ガソリンに関わる税も軽減されていたりなど、税金の部分では優遇措置はあるが、車両を登録する(ナンバープレートを取得する)際の諸々の手続きは日本のクルマと同じだ。

車検(継続検査)も受ける必要があり、高速道路などの有料道路も私用で使う場合は無料にはならない。

車庫証明に関しても米軍基地の外に居住して私有車を登録する場合は2005年より取得が義務付けられている。

ただし、Yナンバー以外の公用米軍車両を公務で使うクルマは高速道路の通行料が事実上無料となる。(在日米軍が発行した通行券に氏名やクルマのナンバーなどを記入して高速道路料金所の有人ゲートを通過する際、係員に渡すと無料で通行できる。後日、道路管理者が防衛省に利用料を請求する方式)。

それでは、事故の際に大きく関わってくる自賠責保険や任意保険についてはどうなっているのだろうか?

 
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