安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

公開 : 2019.06.11 19:10  更新 : 2021.10.22 10:18

自己責任で選ぶ!? 格安輸入車をチェック

フォードフィエスタ(2014年式/70万円前後)

輸入車でも、安さを重視するなら不人気車を選ぶのが鉄則だ。希少性が生じていない、明らかに安い車種を探す。

この条件に当てはまる車種は少ないが、皆無ともいえない。フォード・フィエスタ1.0エコブーストは、5年落ちで走行距離が3〜4万kmの車両が70万円前後だ。

価格はフィットやヴィッツと同程度だが、欧州車だから走行安定性が優れ、操舵感も適度に機敏で峠道も活発に走る。欧州のベーシックカーの典型だから、運転していると欧州の道路環境が何となく分かる。これこそ輸入中古車の醍醐味で、フォード・フィエスタはクルマ好きの気持ちに刺さる買い得車だ。

ただし今はフォードが日本から撤退しているので、購入するならアフターサービスの現状と将来的な体制を確認しておきたい。

クライスラー・イプシロン(2014年式/50万円前後)

クライスラー・イプシロンは、格安中古車の主役といえるだろう。欧州ではランチア・イプシロンだが、日本ではクライスラーブランドで販売されていた。走行安定性や乗り心地が高いとはいえず、特徴のないコンパクトカーだが、外観のデザインは面白い。そして価格が際立って安い。

フィアット・パンダ(2013年式/70万円前後)

欧州車ではフィアット・パンダも安い。短いボディながら背を高くすることで、4名が快適に乗車できる。6年落ちが60〜80万円だ。これも国産コンパクトカーに近い価格となる。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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