VWグループ会長 ヘルベルト・ディース 1年越しの独占インタビュー 電動化の立役者

公開 : 2019.06.16 11:50

番外編1:ディースの経歴

現在60歳のフォルクスワーゲングループ会長、ヘルベルト・ディース博士はオーストリアで生まれ、ミュンヘン工科大学で学んでいるが、研究を続ける傍ら、1989年には自動組立技術に関する博士号を同大学から授与されている。

その後、ロバート・ボッシュに入社すると、技術責任者としてスペインにある工場へと移動し、その後、1996年にはBMWへと移籍している。

1999年、BMW傘下のローバーで経営を担うべく英国へと移ると、2003年にモーターサイクル部門トップとしてBMWに復帰するまで、新型ミニの開発に注力している。

2007年にはBMWの取締役となり、2015年にフォルクスワーゲングループへと移籍するまでの間、購買や開発などを担当していた。

「移籍など考えていませんでした」と彼は言う。「BMWでの仕事に非常に満足していたからですが、健康状態は良く、つねにフォルクスワーゲンには敬意を払っていました。そして、60歳で定年となるBMWより、フォルクスワーゲンのほうが長く働けることに気付いたのです。ですから、移籍を決断したのですが、いまのところ、その決断は間違っていなかったようです・・・」

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