なぜ海外で高値取引? 車庫/車検/燃費基準ステッカー/JAFバッジ 背景にJDM

公開 : 2019.06.18 19:10

イーベイで多く出品 偽物も多い

海外オークションサイトのeBay(イーベイ)には、これらのステッカーが偽物、本物いろいろと出品されている。

どのような出品名かというと、どのステッカーも基本はフロントウインドウやリアウインドウに貼るステッカ―となるため、総称としては『JDM Window』などの愛称(?)で呼ばれている。

定期点検ステッカー、車検(検査標章)ステッカー

Japanese inspection Safety CheckedやJapanese Car Inspection Stickerなどと呼ばれる。

とくに、時計型の定期点検ステッカー(以下)は、clock decal stickerなどと呼ばれている模様。

なお日本において、車検ステッカーは車検証と同様に重要なもので、指定の場所への貼り付けが義務付けられている。

時計のような形をしているので、クロック・デカール・ステッカ―と呼ばれる

車庫証明(保管場所標章)ステッカー

Japan OEM Parking Decal Stickerまたは、JDM Parking Permit Decal Stickerなどと呼ばれる。

ご存知の通り車庫証明ステッカーは車庫証明の申請が受理され、クルマの保管場所があることを証明する書類と一緒に交付されるもので後面ガラスに(視界を妨げないような場所)はり付けることが定められている。

これは、偽造品も多く出品されているが、中には本物と同様に見えるものある。英語にすると、permit(許可)の単語が出てくるあたり、「駐車許可証」と勘違いされているケースも多そう。

なお、「OEM」というのは、純正ではないという意味。つまりコピー品ということらしい。

イーベイには、本物の車庫証明ステッカ―も多数出品されている

この他、もっとレアなJDMアイテムとしては、JAFのバッジがある。特に人気なのはレジン製のバッジだ。

実は平成7年を最後に製造中止となって以降はステッカーまたはアクリル製のバッジになっている。レジン製は激レアアイテムなのだ。

こちらはカンボジアで見つけたJAFのレジン製バッジ。グリルについたまま日本から持ち込まれたものだろう

なお、車検ステッカーや車庫証明ステッカーは必ずクルマに貼らなくてはならない。特に車検ステッカーを意図的に貼らないと道路運送車両法第109条に基き、なんと50万円以下の罰金が課せられる。

車検切れのクルマを走らせているのと同じ罪になるのでご注意を。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像