車名に秘められたゆえん 23選 後編 フィアット「500」からトヨタ「カローラ」まで

公開 : 2019.06.22 16:50  更新 : 2021.02.02 12:51

プジョー「3桁の数字」

プジョーが中央に0が入った3桁の数字をクルマの名称に用いるようになったのは、1929年に発表された201が始まり。その後すぐに、プジョーのショールームには301と401、601というモデルも加わった。その中には、フロントグリルの下部にモデル名のエンブレムがレイアウトされ、中央の0をエンジン始動用のクランクを刺す穴として用いられているクルマもあった。このデザイナーによる賢いアイデアは、プジョーも気に入っていたようで、しばらく採用されていた。

しかし時間の経過とともにクランクは消滅。3桁の数字の増加も2012年にストップしている。コンパクト・ハッチバックの208の次期モデルは、209ではなく、208になる予定だ。またプジョーは稀にその3桁の例外も用いている。軍用車両のプジョーP4や、シティコミューターの1007、スポーツクーペのRCZなどは読破もご存知だろう。そして2019年の今では、SUVモデルに限って3008など、0を2つ並べた4桁の数字を用いている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

トヨタ カローラの人気画像