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2019.06.29

EVの真実 本当に環境にやさしい? 実は多いエネルギー消費量 カギは発電方法

編集部より

世界中でEVの普及に向けた政策が進められていますが、最新の研究成果が示すのは、こうした流れに対する「不都合な真実」です。走行段階では圧倒的なエネルギー効率を誇るEVですが、その生産工程、特にバッテリーに関しては、大量のエネルギーを消費しています。

もくじ

進むEV化 問題はバッテリー生産
最新の研究成果 70万kmの衝撃
大型バッテリーは推奨せず 再生可能エネルギーがカギ
番外編:マツダの挑戦 CO2排出量90%削減へ

進むEV化 問題はバッテリー生産

バッテリー式EVの普及に向けた政策が世界各国で推進されている。実際、EUが設定した2025年と2030年までの新車を対象としたCO2規制に対応するには、各メーカーともそれなりの数のEV生産を行う以外に方法はない。

中国でも、各自動車メーカーが非常に厳しいEV目標への対応を余儀なくされている一方、ディーゼルゲートで苦境に立たされたフォルクスワーゲンは、自ら思い切ったEVシフトを進め、来年からEVの主力モデルを登場させる予定だ。

バッテリーEV式パワートレインの効率性は、通常のガソリンエンジンの約3倍、最新のトヨタ・プリウスの2倍以上に達するのだから、内燃機関でもっとも高い効率を誇るモデルと比べても、EVが排出するCO2量の方が少ないことに疑いの余地は無い。


それでも、バッテリーに供給する電気をどのように発電しているかが最終的には問題であり、水力発電が優位なノルウェーやスウェーデン、原子力が主力のフランスであれば、EVは環境に優しい乗り物だと言えるだろう。

だが、EVのCO2排出量に関しては、バッテリーそのものの製造に伴うエネルギー消費についても忘れる訳にはいかない。

複数の研究が、バッテリー生産では大量のエネルギーを消費しており、その量は、EV生産工程で放出したCO2をその走行距離で相殺する前に、相当な距離を加算してしまうほどだと主張している。

 
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