ヤナセの「あの」ステッカー 知られざる厳密なルール 貼りつけ位置、本当の理由

公開 : 2019.07.05 19:10  更新 : 2019.07.06 10:14

ステッカーを貼る場所、厳密に決められている

ヤナセステッカーは車種によって貼る位置が異なる場合がある。

原則としてリアウインドウの下部中央に貼られるが、リアワイパーがあったり、そこに貼ることで後方視界が妨げられたりする場合は別の場所に貼ることになる。

その場合も実は車種ごとに安全性や目立ちやすさ、さらにはデザインまで配慮されて厳密に決められている。営業マンがその日の気分で貼る位置を替える、なんてことは断じて許されない。

また、1990年代以降、ヤナセステッカーにはすべてにシリアルナンバーが入るようになった。

これは、「管理担当者が各店への出荷の際、出荷日/出荷先/ステッカーナンバーなどを記録して管理しています。各店はステッカー保管責任者をもうけ、入荷日・出荷ステッカーナンバー、担当者などを記録して管理するための数字なのです」(同)とのことだ。

1枚1枚厳重に管理されているようだ。

最近では諸々のステッカー貼付が敬遠される傾向にあり、ヤナセステッカーを貼りたがらないオーナーも少数だが存在する。この件でヤナセ広報宣伝室に聞いてみたところ

「ヤナセステッカーの貼付を好まないお客さまもいらっしゃることは聞いています。しかしながら、中古車市場ではヤナセステッカーを貼付してある車両の評価はそうではないクルマよりも高いというデータもあります」(同)

なるほど、メンテナンスデータの信頼感によって、正しいヤナセステッカーを貼ったクルマは高い評価を受けるそうだ。剥がすのはかなり、もったいない。

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