フォード EVにVWのMEBプラットフォームを使用へ

公開 : 2019.07.15 15:55

自動運転への投資も

これと同時にディエスは、フォルクスワーゲン・グループは今後10年間にMEBを使用するEVを70車種、1500万台生産する計画を示した。この計画には、大量生産の小型シティカーから大型のリムジン、さらには電動キャンピングカーまでが含まれている。

そしてフォルクスワーゲンとフォードは、ドイツ企業であるアルゴAIへも共同で投資を行なっている。フォルクスワーゲンは8億ポンド(1086億円)の直接金融に加え傘下のオートノマス・インテリジェント・ドライビング社からも12.8億ポンド(1738億円)を投じた。これにより、アルゴAIの時価総額は56億ポンド(7602億円)超となった。

両社はアルゴAIによる自動運転システムは初めての欧州と米国による商業展開になると説明する。レベル4相当の自動運転を実用化し、「市街地におけるライドシェアや商品配達に使用」するとのことだ。

アルゴの自動運転システムは世界で最も急速に進化するシステムと言われ、2021年に実用化が予定されている。来年にはワシントン、パロアルト、ピッツバーグ、マイアミ、デトロイトなどで実証試験が行われる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

EVの人気画像