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新生アルピーヌA110開発エンジニアが来日 語る、誕生までの裏話 後編

2019.07.28

100字サマリー

アルピーヌA110の開発エンジニアが来日。後編では、マニュアルを不採用にしたワケ、メディアが「ライバル車」と呼ぶクルマについて、A110の派生モデルの展望を語ります。

もくじ

A110、マニュアルを不採用のワケ
成功の理由 ケイマン/エリーゼとともに
今後はA110派生モデルが出る?

A110、マニュアルを不採用のワケ

アルピーヌA110のマニュアル・トランスミッションの採用について、ルノー・スポールのコンペティション・ディレクターのジャン=パスカル・ドースは、次のように語る。

「もちろん可能性として研究はしました。DCTによる2ペダルとMTによる3ペダルという、2種類のトランスミッションをポルシェ911 GT3のように用意するということですね」

「そもそも当初、ジョイント・ベンチャーのパートナーでコンポーネント共有をする予定だったケーターハムは、MTとレバー式のハンドブレーキが欲しいということでした。ケーターハムとは2年間ほど開発を共にしましたが、後輪駆動と足回りでスポーツ性を出す方向性は共有しつつも、そこに至るソリューションや考え方は相互補完の関係で、色々な示唆が得られた幸せな時間でした」

「今日、アジアとアメリカでは2ペダルATが主流ですし、逆にいえば3ペダルMTは欧州的過ぎる。つまり輸出するクルマとしては2ペダルの方が向いていることは確かです。だから2ペダルを採るならば、やる以上は最高のDCTにしなくてはならない、これは必須要件でした」

「ハンドブレーキについても、今やレバー式を採用する方がサポートやワイヤーといったパーツが必要で物理的には重くなります」

「トランスミッションについては、ドライビング・プレジャーの観点で3ペダルと2ペダルを比べても、今や2ペダルDCTがプレジャーを減らす方向ではないこともテスト走行を重ねて判明しました」

「この点に関しては、わたしたちの開発チームとサプライヤであるゲトラグの努力による部分が大きいですね」

それにしても、デビュー年に世界中であらゆる賞を獲得し、瞬くまにスポーツカーとしての高い評価を勝ち得た理由を、ドースはどう考えているのだろう?

 
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