グループPSA 中国で低迷も、イギリスで好評 過去最高の営業利益率

公開 : 2019.07.31 07:10  更新 : 2021.03.05 21:42

フラッグシップ準備中

PSAは2020年までに全ラインナップの29%を電動化し、さらに2025年までにはこれを100%にする計画だ。しかしながら、タバレスはPSAのラインナップの「多様性と複雑さ」をさらに減らそうとしていることも認めた。

2019年現在、PSAのブランドを合わせると全部で62車種が販売されている。これを今年中には49車種まで減らす予定だ。目標は2025年までに全ブランドで41車種にまで絞り込むこと。タバレスは「CEOの権限で1つのモデルを」あるブランドのフラッグシップとして用意していることも明らかにした。詳細は「後ほど」発表するという。

タバレスはまた、英国のEU離脱に向けた交渉の手際について率直な評価も口にした。同氏によれば、合意なきEU離脱は「考えられない」という。

「われわれは事業を行っており、責任がある立場ですから、明快であることを必要とします。EU離脱について言うべきは、 “急げ” ということだけです。決定は保留されており、さらに保留を続ければ、悪いことが起きるでしょう」

噂されているジャガーランドローバーとの合併について質問されると、タバレスはコメントを断った。しかしながら、PSAは合併や買収を「もちろん、拒まない」と発言した。

「幹部の自尊心のためではありません」と彼は述べた。「われわれは準備ができており、価値を生み出す相乗効果を発揮することができます。ただし、合併を求める立場にはいませんし、必要としている立場にもいません」

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