史上最高のパトカー10選 ポルシェやフェラーリ ミニにレンジローバーも

公開 : 2019.08.03 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

ジャガーSタイプ


1967年から68年にかけて、ロンドン警視庁では83台ものジャガーSタイプを採用しており(そのうち現存が確認されているのは3台のみだ)、引退した多くの警察官が、最高のパトカーだと称賛している。

交通取り締まりや巡回用のパトカーがホワイトに塗られていた一方、捜査車両のボディカラーにはブラックが採用されていたが、どちらにもクラクションとともに、エンジンルームには伝統的なベルが設置されていた。さらに、Sタイプは、ロンドン警視庁で採用された車両としては、初めてホワイトの専用カラーに塗られたパトカーでもあった。


オートマティックギアボックスの採用は、市街地での煩雑なクラッチ操作を考えれば当然の判断であり、スタンダードなSタイプと警察車両との間には、150もの違いがあった。

皮肉にも、ロンドン警視庁が採用した硬質樹脂を用いたダッシュボードとプラスチック製インテリアには、多額のコストが掛かっており、警察向けは少量生産となったことで、スタンダードのSタイプよりも高額なモデルとならざるを得なかった。

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