フェラーリSUV、V6またはV12ハイブリッドの4WD? 新エンジニアリング挑戦

2019.08.21

デザイナーとエンジニアが協力

デザイン部門を率いるフラヴィオ・マンゾーニによれば、デザイナーたちはブランドにとって議論を呼ぶこの新モデルのプロポーションを最適化するため、最初からエンジニアリング部門と共に作業を進めたという。

「われわれはまず最初に、クルマのデザインを定義することから始めます」と、マンゾーニは言う。「この定義する過程において、われわれはエンジニアたちと共に取り組みます。それによってデザインの最適なベースとなるプロポーションとディメンションを明確にすることができるのです」

フェラーリ・モンツァSP1/SP2とフラヴィオ・マンゾーニ(右端)
フェラーリ・モンツァSP1/SP2とフラヴィオ・マンゾーニ(右端)

「SUVの場合も同様です。多くのSUVは別のクルマから派生したモデルとして作られています。デザイナーには技術面から多くの制約が課せられます。しかし、われわれの場合、一切の妥協はありません」

「エンジニアたちと一緒にパッケージングを定義することから始めなかったら、間違いなく問題が生じます。われわれが新しいプロジェクトに着手したとき、そこには称賛に値する多くの共同作業がありました」

フェラーリSUV 今後のライバルたち

ランボルギーニ・ウルス

車高の高いフェラーリというコンセプトに最も近いクルマは、おそらく同じイタリアの最も顕著なライバルとして認識されているランボルギーニから登場したウルスだろう。

昨年の発表時には意見が二極化したものの、ウルスは今年の現時点で、他のランボルギーニ車の2倍以上もの売り上げを記録している。この事実をフェラーリは無視できないはずだ。

ランボルギーニ・ウルス
ランボルギーニ・ウルス

その4.0L V8エンジンは最高出力650psを発生し、0-100km/hまで3.6秒で加速、最高速度は305km/hに達する。

アストン マーティンDBX

アストン マーティン初のSUVが、この成長著しいセグメントにどれほどのインパクトを与えるかはまだ未知数だ。しかし、今年末には新型DBXの全貌を目にすることができるだろう。

大排気量のガソリン・エンジンと(遅れて登場する)ハイブリッドの組み合わせとなるのはフェラーリと同様。DBXの発売時には、メルセデスから供給を受けるV8とアストン自社製のV12から選択できる見込みだ。

この英国のメーカーとって、販売台数増加の大きな期待を担うモデルとなる。

ベントレー・ベンテイガ・スピード

ライバルであるロールス・ロイスのカリナンは、価格の面から見ればフェラーリと肩を並べるだろう。しかし、ベントレーのベンテイガ、特にベンテイガ・スピードはもっと本質的な意味で張り合うことになる。

最高出力635psを発揮する6.0L W12ツインターボ・エンジンと、強化されたシャシーは、よりダイナミックなドライビングに向けて磨きが掛けられている。フェラーリにとっては、インテリアの品質や車内の広さ、長距離ドライブの快適性も、指針となるはずだ。

ロータスの新型SUV

ロータスが初めて試みるSUVスタイルのクルマも、プロサングエと同時期に発表が予定されている。価格はフェラーリより大幅に安く、10万ポンド(約1300万円)以下になる見込みだが、本物の運転が楽しめるSUVとしてはフェラーリと同等の精神を持つ。

親会社であるジーリーホールディングのもと、同じ傘下に属するボルボのプラットフォームとハイブリッド・パワートレインを使用する。最上級モデルはフェラーリの対抗馬となり得るだろう。

 
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