アップル・カープレイなどスマホ投影システム 無料の終焉近く 自動運転装備も課金制に?

公開 : 2019.08.21 11:09

自動運転機能もサブスクリプション化か

将来的には、例えばサーキット走行の前夜には専用のサスペンションセッティングをダウンロードしたりすることもできるようになる。「今日、自動車メーカーの役割は変化しています」とジャヤラマンは語る。「クルマ自体というよりも、それによって得られる体験を売っているのです」

ジャヤラマンは、自動運転機能などの高価なシステムはサブスクリプション化の対象となりうると語る。「カープレイにかかる費用は90ポンド(1万2000円)にすぎませんが、自動運転機能は数千ポンド(数十万円)もかかるでしょう。これをどう顧客に負担させるのでしょうか」と彼はいう。ひとつの選択肢は長距離走行のときなどに1回ごとに課金する方式だ。

BMWのインフォテインメントシステム。
BMWのインフォテインメントシステム。

しかしこの新技術は、リスクもはらんでいる。フォルクスワーゲンは次期型ゴルフにおいて、この「オーバー・ジ・エアー」技術の問題が原因で市販化が遅れているといわれているのだ。

しかし、このコンセプトはもうすぐそこまできている。この方式が気に入らなかったり、その費用を払うことができないのであれば、単純にサブスクライブしないという手もある。

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