愛車がリコール 対処しないと、どうなる? そもそもリコールとその仕組みとは

2019.09.07

リコールとなるまでの流れは?

リコールとなるにはその基となる情報が必要となるが、これは実際にその車両を使用しているユーザーからのフィードバックが主となる。

それはユーザーと直接接する販売店からの情報はもちろん、国土交通省が運営する「自動車の不具合情報ホットライン」へ寄せられた情報も活用される。

リコールが必要かどうかは、メーカーと行政双方がクロスチェックをしている。
リコールが必要かどうかは、メーカーと行政双方がクロスチェックをしている。

その不具合がユーザー起因のものか、車両の設計/製造段階での問題なのかを精査し、リコールが必要と判断されればリコールの届け出がなされる、という段取りとなっている。

メーカー側がリコールと判断しない場合でも、国土交通省側でリコールが必要と判断した場合は勧告/命令をおこなうこともあり、メーカーと行政双方がクロスチェックをしていると言えるだろう。

リコールの連絡が来る仕組みは?

リコールの届け出がなされると、該当する車両を使用しているユーザーにはがきや封書などでお知らせが届くが、これは現在登録されている車検証の情報を基に送付されている。

そのため、引っ越したまま住所変更をしていない場合は届かない可能性がある。

国土交通省のサイトでは、自分のクルマがリコール対象化どうかが調べられるようになっている。
国土交通省のサイトでは、自分のクルマがリコール対象化どうかが調べられるようになっている。

その場合は国土交通省のサイトに車体番号、もしくはシリアル番号で検索できるページがあるのでそちらでチェックしていただきたい。

なお、リコールの届け出がなされるのは日本国内で正規に販売された車両のみであり、並行輸入や逆輸入された車などは対象とならないので注意が必要だ。

このような車両に乗っているユーザーは必要に応じて本国のサイトなどで情報を収集するほかない。

リコールを実施しないとどうなる?

ここまでリコールについて振り返ってみた。

それでは実際にリコールの連絡が来たにも関わらず、実施しないとどうなるのだろうか? 

タカタ社製のエアバッグのリコールに関しては、危険性が高い案件として、異例とも言えるエアバッグのリコール未改修車両を車検で通さない措置を実施。
タカタ社製のエアバッグのリコールに関しては、危険性が高い案件として、異例とも言えるエアバッグのリコール未改修車両を車検で通さない措置を実施。

実は道路運送車両の保安基準に適合していない、または適合しなくなるおそれがある状態のものに対して届け出がなされるのがリコールであり、裏を返せばリコールを実施しないと保安基準に適合しない状態となるのである(保安基準に関わらないものは改善対策やサービスキャンペーンと呼ばれる)。

特に日本国外では残念ながら死者も出てしまったタカタ社製のエアバッグのリコールに関しては、危険性が高い案件として、異例とも言えるエアバッグのリコール未改修車両を車検で通さない措置を実施しており、実はリコールというものはそれだけ重要度が高いものなのである。

リコールというと、ひとむかし前の三菱のリコール隠しや、最近の日産やスバルの完成車検査問題に絡むリコールなどもあり良いイメージがないかもしれないが、メーカーとしては販売して終わりではなく、その後の状況を注視し、問題があれば真摯に対応している証でもあるのだ。

 
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