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2019.09.11

災害で停電、クルマを避難場所に 政府も公認 正しい使い方/注意すべきポイントまとめ

車中避難 命にかかわる注意点はある?

千葉県在住のHさん宅はいまだ停電中だが、車内避難はしていないという。

「いざという場合に都内の親戚宅へ移動するため3分の1残っているガソリンをセーブしています」

室内でのアイドリングは注意が必要。
室内でのアイドリングは注意が必要。

「自宅周辺のガソリンスタンドは給油するのに4時間待ち。半ばパニック状態のようです……」

ガソリンの給油自体はまだ困難な場所が千葉県内にはある。Hさんの選択は賢明と言えるだろう。

そして注意すべきは、クルマがガレージなどの室内にある場合だ。

ガレージのクルマの中でエンジンをかけっぱなしにする場合は定期的に換気をすることが最重要だ。

実際、2005年に札幌で悲惨な事故が起こった。ガレージ内でエンジンをかけたまま車内にいて、ガレージに充満した一酸化炭素が車内に侵入……車内にいた2名が亡くなり、さらにガレージの上の住人も死亡という痛ましい事故である。

この時は「暖を取るため」エンジンをかけていたようだが、「冷房を使うため」にエンジンをかける場合も同様。

閉ざされた空間でエンジンを掛けることは危険な行為ゆえ、換気を絶対に忘れないようにしてほしい。

また、長時間車内にいて発生する恐れがあるのが「エコノミークラス症候群」(静脈血栓塞栓症)である。

2016年4月熊本地震の時には震災関連死約200名のうち60名が車中泊をしていたことがわかっている。

血栓を予防するためには3〜4時間に一度は外に出て体を動かすか、足首を回すだけでも良い。また、水分補給も重要だ。

熊本地震では「トイレに行くのが大変」と、水分を控えていた車中避難の高齢者がエコノミークラス症候群で亡くなるケースが多かった。

 
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