車輪が3本付いたフレームに原始的なエンジン 3輪自動車レースに参戦 後編

2019.09.15

1898年式「ロシェ」 オーナー:ロバート・ラスク

アメリカ・マサチューセッツ州出身のラスクは、モーターサイクル・レーサーのジョン・ロードスとペアを組み、1989年式ロシェでこのトライサイクル・レースへ出場。8kmのレースで見事優勝している。「ここ15年から20年くらい、ビンテージカーに関わっています。当時の設計や技術、マシンに対する姿勢や、走らせた時の興奮がとても好きなんです。多くのひとはフォードのことを話しますが、ド・ディオン製のエンジンも特別です」

このペアは年代物のトライクで、競争心溢れるレース展開をグリッドへと持ち込んだ。「根っからのレーサーなので、スタートしたら、全力で走るのみです。 マチレスG50やAJS 350、TD1C、初期のヤマハ製2ストロークなどでレースに参戦しています。ロシェに乗って、ロンドンから英国南岸のブライトンまで、ベテラン・カー・ランのイベントも走りました。クラッチがないので、交通の流れに乗って走るのは一苦労。コースの路面はフラットとはいい難い状態で、悲惨でした。」 ラスクは笑って話す。

1898年式「ロシェ」 オーナー:ロバート・ラスク
1898年式「ロシェ」 オーナー:ロバート・ラスク

「ロシェはド・ディオンとはだいぶ違います。フロントタイヤ側に前傾させることでハンドリングは大きく改善しました。トライクはひとくくりに見えるかもしれませんが、それぞれ微妙な違いがあるんです」 と続けるラスク。

彼の傾倒的な趣味はクラシックカーにも及んでいる。1912年式のビュイックや、1931年のモーリス・イシスなど貴重なクルマも所有しているそうだ。「1939年製シボレーもオーバーヘッド・カムの大排気量エンジンを積んだ素晴らしいクルマです。またクライブ・シンクレア製の小型電動自転車も購入したのですが、こちらにも夢中です」

 
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