BTCCチームの裏側 ホンダ・シビックとロータス・エラン、最速芝刈り機

2019.09.16

BTCCだけでなくヒストリックカーも

ワークショップではホンダから送られてくるCADデータを元にスペアパーツなどを製造。時間とコストを削減するために、3Dプリンターによるパーツの利用も増えてきているという。BTCCレースカーには2名の専属メカニックが1台毎に割り振られ、レースが終わるたびに分解され、点検と洗浄が行われ、組み直される。

チームマネージャーのジェームス・ロジャースによれば、この作業には毎回約2週間を要し、年間で20週ほどは必要となるが、残りの32週間は別のプロジェクトを担当するとのこと。ホンダUKからの期待も高く、「主な作業は常にBTCC」ということだが、チームはほかの自動車メーカーからも「クール」なプロジェクトを引き受けているという。

チーム・ダイナミクス・モータースポーツ
チーム・ダイナミクス・モータースポーツ

チーム・ダイナミクス・モータースポーツ社は、マット・ニールの双子の子供のために、ミニ・チャレンジ用のクルマも走らせていたことがあった。今は息子のひとりは旧スペックのBTCCスペックのシビック・タイプRを、もうひとりが新しいBTCCとアウディS3 TCRをドライブしている。また耐久レースのイベントにも参加している。

S3 TCRはヨーロッパでの広い経験を得るのに有用だという。「BTCCはTCRのルールとは準拠しませんが、クルマを知ることは良いことです」 とロジャースは話す。またチームは最新のツーリングカー以外にも活動の幅を広げている。特に近年はヒストリックカー・レースの参戦を大切にしており、ロータス・コルティナやロータス・エランのマシン制作と参戦も進めている。

「ヒストリックカー世代には大きなマーケットが存在すると聞いてはいましたが、今まで実感は持てませんでした。ある時グッドウッド・リバイバルに招待され、ゲートをくぐった時にその規模が理解できたのです。まったく異なる世界でした。BTCCのレースパドックは競争が激しい場所で、作り笑顔も不可欠です。しかしグッドウッド・リバイバルではみんなが微笑んでいて、挨拶をして助けてくれます。なぜ自分がモータースポーツを好きになったのか、思い出させてくれた場所でした」 と振り返るニール。

 
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