新型カローラ/ツーリング発売 セダンとワゴンの価格/サイズ/内装/ハイブリッドを解説 トヨタ

公開 : 2019.09.17 13:00  更新 : 2021.01.28 16:58

トヨタの新型カローラ(セダン)、同ツーリング(ワゴン)が発売されました。車名を改めたフル・モデルチェンジ車は、3ナンバー・ボディとなっています。

はじめに

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

 

9月17日、トヨタカローラ(セダン)と、そのワゴン版であるカローラ・ツーリングをフル・モデルチェンジするとともに、ハッチバック版のカローラスポーツを一部改良して発売した。

新型カローラ・ハイブリッドW×B
新型カローラ・ハイブリッドW×B

カローラは、1966年に誕生した日本を代表するファミリーカーの1台だ。2019年現在、世界150以上の国と地域で、販売累計は4750万台以上を超えるロングセラーカーとなっている。もちろん、乗用車として生産台数は世界一であり、この記録は今も更新され続けている。

さて、カローラは新型で12代目になるが、2006年に発表された10代目と2013年に発表された11代目(従来型)のセダンに付けられていた「アクシオ」というサブネームは消滅した。

また、ワゴン版は2000年に登場した9代目から11代目(従来型)までは「フィールダー」というサブネームが与えられていたが、新型では「カローラ・ツーリング」に変更された。車名まで変更することで、普通のフル・モデルチェンジとは違うというトヨタの意気込みも感じられてくる。

新型カローラの外観

新型カローラは、TNGAプラットフォームを採用することにより、低重心なシルエットを実現している。前後のホイールフレアが張り出したダイナミックな造形で、ワイドなスタンスを強調した。

フロントまわりでは、ロア・グリルフレームを大型台形とメッシュグリルに統一して、力強くスポーティなデザインを表現している。この顔つきは、セダンやワゴンに先駆けて昨年の夏に日本デビューを果たしているハッチバック版のカローラスポーツと共通のものだ。

新型カローラ・ハイブリッドS
新型カローラ・ハイブリッドS

ヘッドランプにはLEDを採用し、ラウンドを強めた一文字形状とすることで、スポーティでワイドな顔つきになった。W×Bグレードでは、2連続させたJ字形状のクリアランスランプとデイライトで昼夜を問わず横方向に伸びやかで鮮烈な印象を表現。セダンのリアは水平基調のリア・コンビランプでワイド感を強調している。

新型カローラ・ツーリングの外観

ツーリングのサイドビューは、後方への抜けの良いサイドウインドウ・グラフィックとドアショルダーで伸びやかさを表現した。

また、樹脂バックドアを採用して立体的な造形を実現している。

新型カローラ・ツーリング・ハイブリッドW×B
新型カローラ・ツーリング・ハイブリッドW×B

新型カローラの内装

インテリアでは、インパネを薄型・ワイド化することで開放感を演出している。

部品の合わせや形状・質感の統一など感性品質にこだわり、上質感を表現。またAピラーの細形化と合わせて視界の良さも実現した。

新型カローラ・ハイブリッドW×B
新型カローラ・ハイブリッドW×B

フロントはスポーティシート(W×Bに標準装備)を採用し、座り心地向上と後席のニースペースを確保している。セダンのW×Bのリア・シートバックは6:4分割可倒式を採用した。

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