F1人気、回復への課題 AUTOCAR英スタッフの意見 タイヤの耐久性が鍵

2019.09.28

マット・プライアーの意見 AUTOCARエディター・アット・ラージ

もともと自動車レースとはクルマの性能を示すためのものであり、ドライバーのスキルを競うものではなかった。しかしその両者は対等に考えられるようになり、追い越しやスリルがレースの醍醐味となったのだ。一部のシリーズではマシンの性能に制限を設けることにより、さらにレースが白熱するようにした。しかしF1は例外だ。

F1は最も速く、技術的にも進んだレースだ。このルールの元では、資金力のあるチームが圧倒的に有利なのだ。F1はコスト上の問題から過度なテクノロジーの使用を禁止したが、これではまだ追い越し合いを伴うようなバトルを増やすには不十分だ。

フェラーリを応援するファン
フェラーリを応援するファン

しかし、自由なデザインや技術革新などを制限しては本当のレースの楽しみが得られないのではないか。ドライバー同士の対決を見たいのであれば、技術的な制限を設けるべきだ。しかし地球上で最も速いレースを作るのなら、そんな制限は不要だろう。F1はどちらに舵を取るかを決める時がきている。

クリス・カルマー

F1が『おかしくなった』と感じる理由はなんだろうか。メルセデスの圧倒的速さなのか、衝撃の結果の少なさなのか、それともオーバーテイクの少なさなのか。

しかし、このような限られたチームによる支配的状況はモータースポーツの歴史上珍しくない。もちろん予算制限は良いアイディアだが、レースとはそもそもメーカーのマーケティング手段の1つであり、それがなければF1は成立しないのだ。

タイヤの耐久性がカギに
タイヤの耐久性がカギに

中堅チームの表彰台獲得の少なさは、マシンが複雑化する中での信頼性の高さが理由だ。そしてマシンが運転しやすくなったことから事故やスピンが減った。さらに1970年代と比べると空力の追求のため空気抵抗が増えている。

地面効果によるグリップを重視する方向にシフトするとともに、タイヤも超ハイグリップで寿命の短いものを避けたらどうか。これにより、ドライバーがタイヤ管理にとらわれることなく、レース全体を通してプッシュできるようになりそうだ。

 
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