F1人気、回復への課題 AUTOCAR英スタッフの意見 タイヤの耐久性が鍵

2019.09.28

アンドリュー・フランケルの意見 AUTOCARシニア編集者

F1は誰のためにあるのだろうか。チームでもドライバーでもサーキットのオーナーでも、利権者にためでもない。チケットを買って見にくるファンのためにあるのだ。F1がそれを無視すれば、その結果は明白だ。

コストを削減するとともにダウンフォースを減らし、メカニカルグリップを高めれば、マシンは運転が難しくなり、ミスも増えるだろう。ハイブリッドやターボをやめ、もしそれで撤退するメーカーがあれば、それでも良いではないか。もう一度ドライバー志向のスポーツにしようではないか。ヒーローはマシンではなくドライバーなのだ。

勝敗はピットでなくコースで
勝敗はピットでなくコースで

この考えは以前から何も変わらないどころか、多くの人が求めてきたことだ。F1はこれを耳にしているにも関わらず、取り入れて来なかったのだ。F1が技術の展示会であるべきと考える人などいないはずである。われわれはピットではなくコース上で繰り広げられるレースを求めているのである。

F1はその将来を決める時期に差し掛かっている。何年もかけて考えている場合ではないのだ。進むべき道は既に見えており、究極的に言えば必要なのはそれを選択する意思だけなのである。

ジム・ホルダーの意見 AUTOCAR論説員

F1はそのマシンを速くすることよりも、走らせるのを難しくすることに注力すべきだ。もちろん、両者が伴えばなお良いのだが。

これはただ単にタイヤを硬くし、パワーユニットを扱いにくくすれば良いだけだ。結果として、雨が降らずともウェットのようなレースが展開されるだろう。ヒーロードライバーはグリップの限界に苦戦し、スリップやパワースライドを繰り返すだろう。

1987年フォーミュラ1
1987年フォーミュラ1

そして本当に雨が降ったらどうだろうか。素晴らしいタイヤは存在するが、依然としてパワーは過剰だ。その勝負は常に右足にかかっているべきなのだ。過剰なグリップをもたらす技術や、巨大なウイングによって勝敗が左右されてはならないのである。

とは言えこれはレースであり、運動会のかけっこではない。各メーカーは見た目やサウンドで訴えかけることにより、さらに多くのファンを獲得することを目指すべきだ。その観点では、燃料供給の制限など、意味のわからないレギュレーションは不要である。

 
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