台風直撃か 鈴鹿F1の内容が大幅変更 レース中止、どう決める? 明確な基準は

2019.10.11

F1開催 最重要は「観客の安全と利便性」

レース開催について、最も重要なことは「お客様第一主義」である。

路面状況やタイヤ性能、また選手にとって走行中の視界確保など、テクニカル要因はもちろん大事。そのうえで、お客様が最優先だ。

2019年オーストラリアGP
2019年オーストラリアGP

F1、スーパーGT、WRC、ルマン24時間、インディ500など、各分野でのトップカテゴリーは、プロ選手とプロチームが真剣勝負をする様を興行化した、エンターテインメントである。観客、またはテレビやネット視聴者のおかげで成り立っているプロスポーツである。

そのため、気象状況や社会情勢による、レース観戦するために現場での安全性の確保、または観客が会場にアクセスするための利便性、といった要因について主催者と開催者は熟慮する。

レースの中止や開催延期などについては、国や地域などが災害に対する危険度が極めて高いなどの緊急対応を求める行政的な指導や勧告がない限り、それぞれの主催者や開催者が独自に判断することになる。

競技団体の一部では、開催要項に関して具体的な規定を盛り込んでいる場合もある。

こうしたなか、主催者や開催者の想定を超えた状況が発生するケースもある。

例えば、2007年9月の富士F1では、雨の影響で富士スピードウェイまでのシャトルバスが大渋滞に巻き込まれるなど観客の利便性が損なわれたとして、観客らが主催者側を提訴。

東京地方裁判所はチケット代の返還と慰謝料などの支払いを命じる判決が下した。

時計の針をさらに戻すと、伝説の「雨の日本F1」を思い出す。

 
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