トヨタ・ヤリス、欧州/北米でどう評価されている? 国内ディーラー店員の反応は

2019.10.18

世界販売台数は約33万台 7割が欧州

ヤリスは欧州市場で売れているクルマ、というイメージが強い。実際、欧州で一番売れているトヨタ車はヤリスだ。

トヨタ自動車の発表によると、2019年の上半期は欧州で12万3266台を販売し、モデル末期であるにも関わらず前年同期比は6.2%増。昨年に続いて前年同期の販売台数を上回っている。

欧州で一番売れているトヨタ車はヤリス。2018年のヤリス世界販売台数は約33万台でそのうち7割が欧州での販売。
欧州で一番売れているトヨタ車はヤリス。2018年のヤリス世界販売台数は約33万台でそのうち7割が欧州での販売。

2018年のヤリス世界販売台数は約33万台でそのうち7割が欧州での販売となる。コンパクトカー激戦区の欧州においても高い評価を得ているのだ。

一方、北米ではどうだろうか?

北米は欧州に比べて日本車そのものが非常に強い市場で、乗用車/SUVではトップ10の常連もほとんど日本車である。

トヨタブランドで人気と言えば、RAV4、カムリ、カローラなど。2017年も2018年も、トヨタRAV4が乗用車/SUVカテゴリーで堂々1位となっている。販売台数はいずれも40万台超。

そして、アメリカ(北米/南米)でもヤリスは販売されている。しかし、欧州とも日本とも大きく違っていることがある、

それは現在、アメリカで販売されているヤリスはマツダ・デミオのOEMということだ。

北米 トヨタ・ヤリス=マツダ・デミオ

ヤリスは全世界で販売されるグローバルコンパクトカーだが、ヤリスの車名でも地域によって全く別のクルマが販売されているケースがある。

北米/南米においては、最新のヤリス=デミオ(マツダ2)である。

北米/南米においては、最新のヤリス=デミオ(マツダ2)。いわゆるマツダのOEM。
北米/南米においては、最新のヤリス=デミオ(マツダ2)。いわゆるマツダのOEM。

まず、北米では2003年から「トヨタ・エコー」(2ドアクーペ/4ドアセダン)の名前で初代トヨタ・ヴィッツのセダン版(=トヨタ・プラッツ)が販売されていた。

その後、2代目北米ヤリスからは「トヨタ・ヤリス」(4ドアセダン=トヨタ・ベルタ)として販売されている。2009年に「トヨタ・ヤリス5ドアハッチバック」(=ヴィッツ5ドア)を追加した。

3代目北米ヤリスのハッチバックも同様に日本のヴィッツの北米仕様として2019年1月まで販売。以降、北米における「4代目」ヤリスのハッチバックはマツダ2のOEM版が販売されている。

なお、マツダ2はアメリカでの販売はハッチバック、セダン共にナシ。

マツダは2014年1月から稼働している新工場(メキシコ合衆国グアナファト州サラマンカ市)でマツダ2を生産しているが、同時に同工場でサイオン(Scion)iAの生産も開始。

サイオンとは米国トヨタが2003年から展開していた「ジェネレーションY」をターゲットとする若者向けブランドである。

2016年にサイオンブランドが廃止されたことに伴い、2016年8月発売の2017年モデルから、車名をサイオンiA→トヨタ・ヤリスiAに改称し、さらに、2019年モデルからトヨタ・ヤリスセダンに改称している。

北米仕様のヤリスは、現在、ハッチバックは現行デミオ、セダンはデミオ・セダンとなっている。

デミオのセダンで日本では一般販売されていないが、2019年より自動車教習車として全国の教習所に導入が始まりつつある。

 
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