ダンロップ・エナセーブ・ネクストIII発表 ファルケンはホワイトレター・タイヤ展示 TMS2019

公開 : 2019.10.25 17:00  更新 : 2021.03.05 21:30

ウェットグリップ 低下を半減

改めて説明するまでもなく、タイヤは使用による摩耗や経年により、新品時の性能が次第に低下していくが、住友ゴムは独自のAI技術「Tyre Leap AI Analysis」と新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を駆使し、タイヤの摩耗や経年による性能低下のメカニズムを分子レベルで解明。

ゴム内部の分子の強い結合力と、切れても戻る結合を実現し、ウェットグリップ性能の低下を従来品と比べてほぼ半減させたのだ。

予定を1年前倒ししての発売。ダンロップの意欲作だ。
予定を1年前倒ししての発売。ダンロップの意欲作だ。

また、センサーを使用し、タイヤの空気圧と温度を監視することでパンクなどのトラブル発生時のメンテナンスに対応した「タイヤ空気圧管理ソリューション・サービス」を2020年に展開することも見据えており、スマートフォンとダイレクトに連携し、アラートを直接受信できるようにして、将来的には個人向けサービスとしても展開したいとのことだった。

人気のホワイトレター

ファルケン・エリアでは、ブランド・コンセプトを体現した車両、ジープラングラーが来場者を出迎える。

最新タイヤ・ラインナップとして、多彩な路面で高性能を引き出すオールラウンドタイプ4×4タイヤの「ファルケン・ワイルドピークA/T3W」、ファッション性の高いホワイトレターを採用し、ワンボックスカーの走りと楽しさをオシャレに演出するVAN用タイヤ「ファルケンW11」などの展示が行われ、若々しさや躍動感が演出された。

ドレスアップ・バンで注目を集めるホワイトレター・タイヤ「ファルケンW11」。
ドレスアップ・バンで注目を集めるホワイトレター・タイヤ「ファルケンW11」。

市場変化を新たなチャンスに

MaaSが浸透していくこれからのモビリティ社会。これまでとは異なるサービスが必要とされるため、住友ゴムはIoTやAI技術の革新による市場変化を新たな事業機会であると捉えている。

新しい時代と新しいモビリティ社会のためのタイヤおよびその周辺サービスを提供する、付加価値を備えたモノづくりの会社へと進化していくそうだ。

東京モーターショーのファルケンブースは、ラングラーが目印。
東京モーターショーのファルケンブースは、ラングラーが目印。

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