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ボウラー・ディフェンダー・チャレンジ 英国クロスカントリー選手権に挑戦 ラリー世界への第一歩 後編

2019.11.10

ラリーへの最高の第一歩

翌朝はレッスンだった。まさに日曜学校だ。電気的な不具合のせいでディフェンダーの2.2Lターボディーゼルは沈黙を保っていたが、トムリ―がキルスイッチをいじると、ふたたびエンジンは息を吹き返し、ほとんど中断することなくラップを重ねることができた。

何だか物足りない。イライラのせいでステアリングを強く握り過ぎミスが増えて来たようだ。その1周後、突然コンクリート製の柱に軽く接触してしまった。ボウラー社のメカニック、ジョージとパットがけん引車とストラップで引き出してくれたが、彼らにそんな手間を掛けたくはなかった。

ボウラー・ブルドッグ
ボウラー・ブルドッグ

さらに左のリアダンパーまで失ってしまったために、ディフェンダーはまるで落ち着きのない子供のように激しく上下動を繰り返す。マシンの調子が悪くなり、リズムを失った時に冷静さを保つのは容易なことではないが、まさにそのためにこの場所にいるのではないだろうか?

お昼時になって、コース中心のフィニッシュ地点からパドックへと戻ってきたが、少なくともディフェンダーをバラバラにせずには済んだようだ。

なんと学びの多い週末だろう。自分のことをサーキット向きのドライバーだと思っていたが、月曜になっても途切れることのない興奮が、もしかしたら本当はオフロード向きなのかも知れないということを教えてくれた。

つねにリスクとその見返りが表裏一体となったこの場所と、これまでほとんど馴染みのなかった素晴らしいレースカーを愛している。そして、事態が悪化すればするほど、もちろん人間という要素も忘れることはできない。

ボウラーとBXCCとは、壮大で素晴らしいお楽しみであり、ラリーの世界へ足を踏み入れるための最高の第一歩だ。

 
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